昨年(2024年)12月に既存治療で効果不十分な中等症~重症の潰瘍性大腸炎(UC)に対する適応を取得したスフィンゴシン1-リン酸(S1P)受容体調整薬オザニモド(商品名ゼポジア)は1日1回投与の新機序経口薬であり、アンメットニーズを解消する新たな非侵襲的治療法として注目されている。2月25日、ブリストル・マイヤーズ スクイブは東京都でメディアセミナーを開催。札幌医科大学消化器内科学教授の仲瀬裕志氏らが登壇し、国内臨床試験での良好な結果および同薬が登場した意義について解説した(関連記事:「中等症~重症の活動性潰瘍性大腸炎に対する1日1回の経口薬が承認」)。