捜査機関に怒りの医師コメント

乳腺外科医事件・無罪判決に

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 術後の女性患者にわいせつな行為をしたとして乳腺外科医が準強制わいせつ罪に問われていた事件の差し戻し控訴審で、東京高裁は3月12日、一審の無罪判決を支持し、検察側の控訴を棄却した。

 本事件は、2016年に柳原病院(東京都)に非常勤で勤務していた乳腺外科医の関根進氏が、術後に女性患者の胸をなめたとして準強制わいせつ罪に問われていたもの。一審で無罪、二審で懲役2年の有罪となった後、2022年2月に最高裁が二審判決を破棄して東京高裁に審理を差し戻していた。関根氏は一貫して無罪を主張していた。

 裁判では被害を訴える女性の術後せん妄の有無が主な争点となり、一審ではせん妄の可能性を認めて無罪、二審ではせん妄の可能性を否定して女性側の証言を採用、逆転有罪判決としていた。

 Medical Tribuneでは、臨床医の立場から東京女子医科大学教授で乳腺外科が専門の明石定子氏に、法律家の立場から浜松医科大学教授で医療法学が専門の大磯義一郎氏に見解を聞いた。

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