「運動誘発性鎮痛」の阻害因子と治療戦略

漫然と続けるより阻害因子の改善を!

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 慢性疼痛治療の第一選択としては、運動誘発性鎮痛(exercise-induced hypoalgesia;EIH)が推奨されるが、その効果に乏しい患者も一定数存在する。これらの非奏効例は、EIHの効果を阻害する複数の阻害因子を保有していると考えられる。神戸学院大学大学院総合リハビリテーション学研究科(兵庫県)/済衆館病院(愛知県)リハビリテーション技術科の山口修平氏は、第54回日本慢性疼痛学会(2月22~23日)で、EIHの阻害因子とその因子への対処法について、これまでの所属研究室での自験例を中心に解説。「漫然と運動療法を続けるのではなく、運動療法にさまざまな治療法を組み合わせ、EIHの阻害因子の改善を図る必要がある」と述べた。

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