血流感染症(菌血症)に対する抗菌薬治療は従来14日間が多かったが、昨年(2024年)発表されたBALANCE試験で7日間治療の非劣性が報告された。カナダ・McGill UniversityのTodd C. Lee氏らは、同試験を含む4件のランダム化比較試験(RCT)のデータをメタ解析した結果、「感染源の適切な管理がなされているグラム陰性菌の血流感染症に対しては、7日間の抗菌薬治療は14日間に対して非劣性であることが確認された」とJAMA Netw Open(2025; 8: e251421)に報告した(関連記事:「菌血症の抗菌薬治療はShorter is betterか?」)。