初発の多発性骨髄腫に4剤併用、新時代へ

イサツキシマブ追加でMRD陰性が長期持続

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 今年(2025年)2月、未治療の多発性骨髄腫(MM)患者を対象として、ボルテゾミブ+レナリドミド+デキサメタゾン(BLd)療法に抗CD38抗体イサツキシマブ(商品名サークリサ)を追加する新たな併用療法(IsaBLd療法)が承認された。製造販売元のサノフィは3月27日、東京都でメディアセミナーを開催。近畿大学血液・膠原病内科講師の芹澤憲太郎氏、日本赤十字社医療センター(東京都)骨髄腫アミロイドーシスセンター顧問の鈴木憲史氏らが登壇し、IsaBLdによる治療の意義や骨髄腫治療の新たな治療戦略について解説した。鈴木氏は「微小残存病変(MRD)陰性化の持続によりFunctional Cureを目指す時代を迎えた。MM治療のパラダイムシフトとなる」と述べた。(関連記事「イサツキシマブ、多発性骨髄腫の一次併用療法で一変承認」)

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