スウェーデン・Karolinska InstitutetのChristian Basile氏らは、同国の心不全レジストリSwedish HF registry(SwedeHF)のデータを後ろ向きに解析した結果、「左室駆出率(LVEF)が改善した心不全(HF with improved ejection fraction ; HFimpEF)症例における診療ガイドライン(GL)推奨の心不全治療(guideline-directed medical therapy;以下、GL推奨治療)の中止率は低く、中止例では心血管死亡や心不全入院リスクが高かった」とCirculation(2025年3月17日オンライン版)に報告した。(関連記事:「日米欧3学会が心不全に新たな国際定義」「米3学会が心不全ガイドラインを改訂」)。