体外式超音波検査が便秘症の病態評価に有用

単施設RCTで明らかに

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 慢性便秘症(CC)の病態評価をめぐっては、簡便かつ低侵襲な体外式超音波(US)検査が近年注目されているが、実臨床での有用性に関するエビデンスは少ない。川崎医科大学検査診断学(内視鏡・超音波)教授の眞部紀明氏らは、自施設で高齢患者を対象に便/ガス(S/G)分布と便中胆汁酸濃度の関連を検討する二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験(RCT)を実施。その結果、「プラセボ群に比べ、胆汁酸トランスポーター阻害薬エロビキシバットを投与した群ではS/G分布が有意に改善しており、S/G分布と便中胆汁酸濃度の変化に有意な関連が認められた」と第21回日本消化管学会(GI Week 2025、2月21~23日)で報告した。

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