〔編集部から〕2025年3月29〜31日に行われた第74回米国心臓病学会(ACC.25)から、注目演題の要点を速報形式でレポートします。 (Infographic ©️Medical Tribune) 学会名:第74回米国心臓病学会(ACC.25) 学会レポート一覧を見る 会期:2025年3月29〜31日 演者:Luke J. Laffin氏(米・Cleveland Clinic C5 Research) 背景 アルドステロン合成酵素阻害薬lorundrostatは新規の降圧薬である 標準的な降圧薬でコントロールが得られない治療抵抗性高血圧患者が対象の多施設共同第Ⅱb相二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験Advance-HTNを実施し、lorundrostat 1日1回投与の有効性と安全性を評価した 試験概要 組み入れ基準 ①診察室収縮期血圧(SBP)140~180mmHgまたは拡張期血圧(DBP)90~110mmHg超、降圧薬2~5種類投与、Na値135mEq/L以上、K値5.0mEq/L以下、eGFR 45mL/分/1.73m2以上、②標準的な降圧薬レジメンに切り替え後、24時間平均SBP 130~180mmHgまたはDBP 80mmHg超 介入 run-in後、標準的な降圧薬レジメンに加えlorundrostat 50mg/日を投与する群、同薬50~100mg/日を投与する群またはプラセボ群にランダムに割り付け 主要評価項目 12週時における24時間平均SBPのベースライン(ランダム化)からの変化量 副次評価項目 4週時における24時間平均SBPのベースラインからの変化量、4週時の24時間平均SBP 125mmHg未満の達成割合、安全性など <!-- 最初に読み込みたいリセットCSS(Destyle.css)を先に読み込みます -->