〔編集部から〕2025年3月29〜31日に行われた第74回米国心臓病学会(ACC.25)より、注目演題の要点を速報形式でレポートします。 (Infographic ©️Medical Tribune) 学会名:第74回米国心臓病学会(ACC.25) 学会レポート一覧を見る 会期:2025年3月29〜31日 演者:Marc Humbert氏(フランス・Université Paris-Saclay) 背景 ファーストインクラスのアクチビンシグナル伝達阻害薬sotaterceptは、血管細胞増殖経路のバランスを改善する。第Ⅲ相STELLAR試験で肺動脈性肺高血圧症(PAH)患者の運動能力の有意な改善が認められた 死亡リスクが高いPAH患者172例を対象に、同薬の疾患状態の悪化/死亡イベントや安全性を検証する第Ⅲ相プラセボ対照ランダム化比較試験ZENITHを実施した 詳細はN Engl J Med(3月31日オンライン版)に同時掲載された(関連記事「肺動脈性肺高血圧症に対するファーストインクラスの治療薬、FDA承認を取得」「新規PAH治療薬、第Ⅲ相の良好なトップラインデータを発表」「SotaterceptでPAH患者の運動能力改善」) 試験概要 組み入れ基準 WHO機能分類ⅢまたはⅣの死亡リスクが高いPAH患者 主要評価項目 疾患状態の悪化/死亡イベント(全死亡、肺移植、またはPAH悪化に関連する24時間以上の入院)発生までの期間 副次評価項目 全生存、安全性など <!-- 最初に読み込みたいリセットCSS(Destyle.css)を先に読み込みます -->