心不全GL、HFpEF治療の推奨にSGLT2阻害薬とMRA

定義・分類は国際基準に統一

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 今年(2025年)3月28日、日本循環器学会/日本心不全学会合同ガイドラインとして『2025年改訂版心不全診療ガイドライン』(以下、改訂版GL)が公開された。今回の改訂では2021年に日本心不全学会、米国心不全学会(HFSA)、欧州心臓病学会傘下の心不全学会(HFA-ESC)が合同で策定した心不全の国際定義「Universal Definition and classification of heart failure」(以下、Universal Definition)に準じて心不全の定義や分類が統一された他、予防的治療や左室駆出率(LVEF)が軽度低下した心不全(HFmrEF)/LVEFの保たれた心不全(HFpEF)の薬物治療にSGLT2阻害薬および非ステロイド型選択的ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)フィネレノンの推奨が加えられた。改訂版GLの合同研究班班員である国立循環器病研究センター心不全部部長の北井豪氏が、第89回日本循環器学会(3月28~30日)で改訂点について詳説した(関連記事「日米欧3学会が心不全に新たな国際定義」)。

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