若年成人における脳卒中後てんかん(PSE)は、脳卒中の主要な合併症であり、機能回復や日常生活に支障を及ぼし得る。PSEリスクの予測スコアは開発されているものの、若年脳卒中患者における妥当性の検証は行われていない。オランダ・Donders Institute for Brain, Cognition and BehaviorのEsmee Verburgt氏らは、大規模前向き観察研究のデータを用いて若年発症の脳梗塞/脳出血患者における累積PSEリスクとその危険因子を検討。若年成人におけるPSEリスクの程度を明らかにするとともに、危険因子は急性期発作や皮質病変といった既存のリスクスコアに含まれるものだったとJAMA Neurol (2025年4月14日オンライン版)に報告した(関連記事「脳梗塞後のてんかんリスク評価に新指標誕生」)。