2023年に米国で実施された約9300万件のCT検査により、将来的に放射線被曝に起因するがんが10万2,700件生じると予測されることが新たな研究で示された。米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)の放射線科医で疫学教授のRebecca Smith-Bindman氏らによるこの研究結果は、「JAMA Internal Medicine」に4月14日掲載された。研究グループは、「現行のまま画像診断が実施され続けるなら、将来的には、CT検査を原因とするがんが年間の新規がん症例の5%を占めることになるかもしれない」と述べている。