血管内皮増殖因子(VEGF)阻害薬アフリベルセプトの8mg製剤は、新生血管型加齢黄斑変性(nAMD)への、より長期的・持続的な有効性が期待されている。高濃度となったことで、投与間隔を延長しても既存の2mg製剤に対する非劣性が報告されている。しかし、他剤からの切り替えによるメリット/デメリットに関する知見は不足している。大阪大学眼科学の原千佳子氏は、自施設において他のVEGF阻害薬で治療中のnAMD患者を対象に、アフリベルセプト8mgへの切り替え後の滲出性変化の有無などを検討。結果を第129回日本眼科学会(4月17~20日)で報告した。(関連記事「抗VEGF療法『投与間隔延長が患者負担を減らす』」)