小児CKD、厳格な血圧管理で左室拡張能を維持

過去のRCTを用いた探索的研究

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 慢性腎臓病(CKD)患児では左室リモデリング、左室拡張能と血圧上昇の間に複雑な相互作用の存在が指摘されており、小児CKDにおける心血管合併症への進展を理解する上で極めて重要である。英・King's College London British Heart Foundation CentreのHaotian Gu氏らは、CKD患児の血圧管理に関するランダム化比較試験(RCT)HOT-KID(Hypertension Optimal Treatment in Children with Chronic Kidney Disease)のデータを用いて、CKD患児における異なるレベルの血圧管理が左室拡張能に及ぼす影響を検討する探索的研究を行った。その結果、血圧を低下させることが左室拡張能の幾つかの指標に好ましい影響を与える可能性が示され、血圧を低く抑えることが左室拡張能の維持に重要な役割を果たすことが示唆されたと、EBioMedicine2025; 115: 105691)に発表した(関連記事「120か140か、糖尿病患者の血圧管理目標」。)

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