昨年(2024年)、バセドウ病悪性眼球突出症(甲状腺眼症)の眼球突出を改善する日本初のヒト型抗インスリン様成長因子-1受容体(IGF-1R)モノクローナル抗体製剤テプロツムマブが承認された。兵庫医科大学眼科・眼形成再建外科非常勤講師の三村真士氏は、第129回日本眼科学会(4月17~20日)で同薬による眼球突出の改善効果などを解説。標準治療を前提とした上で、患者ニーズに即した治療選択の重要性を指摘した。