妊婦への梅毒スクリーニング、便益を再確認

米国予防医学専門委員会のレコメンデーションを検証

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 近年、日本や米国をはじめとする先進国において梅毒の報告数が増加している。母親から胎児への垂直感染(先天梅毒)例では無症候性のケースが少なくないが、妊娠中の検査と早期治療により予防が可能である。米・University of North Carolina at Chapel HillのGary N. Asher氏らは、妊婦への梅毒スクリーニングに関する米国予防医学専門委員会(USPSTF)のレコメンデーションを更新する目的で、最新のエビデンスについてシステマチックレビューを実施。既報と同様、妊娠中のスクリーニングと治療により先天梅毒および母体合併症の低減に関する便益が得られ、害は極めてまれか限定的であったと、JAMA2025; 333: 2015-2017)に報告した。(関連記事「梅毒流行の深層は?性風俗産業、トー横から」「大幅増!梅毒感染妊婦に対する治療法を周知」)

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