宮崎市郡医師会病院産科婦人科の紀愛美氏らは、宮崎県内の7つの周産期医療施設および18の一次産科クリニックから妊娠・出産に関するデータを収集しているMiyazaki Perinatal Data Group(宮崎周産期データグループ)のデータを後ろ向きに解析した。その結果、「死産の原因として、胎児発育不全(FGR)、胎盤剝離、仮死が減る傾向にある一方、臍帯狭窄は増加傾向を示した。しかし、原因の特定不能が39.5%と最も多いことから、原因特定のためのアルゴリズムの確立が求められる」とBMC Pregnancy Childbirth(2025; 25: 654)に報告した。