高血圧指摘後、治療開始1年以上遅延で心血管リスク増

健診受診者のリアルワールドデータ解析

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 東京大学病院/三重大学大学院循環器・腎臓内科学の伊藤弘将氏らは、全国規模の医療保険請求データと健康診断データを用いた後ろ向きコホート研究を実施し、健康診断で高血圧と指摘されてから降圧薬による治療を開始するまでの期間(Time to treatment initiation;TTI)が心血管イベントの初発リスクに及ぼす影響を検討。その結果、40歳以上ではTTIが1年を超えると複合心血管イベントのリスクが上昇し、2年を超えると全死亡リスクも上昇したとHypertens Res2025年6月19日オンライン版)に発表した。(関連記事「高血圧治療を阻む3つの『ない』」、「健診で脂質異常、医療機関未受診者の特徴を同定」)

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