NerandomilastがRA患者などの肺線維症も改善

Nerandomilastの第Ⅲ相FIBRONEER-ILD試験サブ解析

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 Nerandomilastは、免疫調節および抗線維化の作用を有する経口の優先的ホスホジエステラーゼ(PDE)4B阻害薬である。特発性肺線維症(IPF)および進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)/進行性肺線維症(PPF)の患者が対象の第Ⅲ相臨床試験FIBRONEER-IPF、FIBRONEER-ILDでは、nerandomilast投与により努力肺活量(FVC)低下の有意な抑制および安全性が示され、日本では今年(2025年)6月、肺線維症治療薬として承認申請が行われた(関連記事「肺線維症に待望の新薬!NEJM 2報を解説」「Nerandomilast、肺線維症を適応症として承認申請」)。ノルウェー・Oslo University HospitalのAnna-Maria Hoffmann-Vold氏らは、FIBRONEER-ILD試験の対象から関節リウマチ(RA)などの自己免疫性PF-ILD患者を抽出し、サブ解析を実施した。同患者群ではFVC低下の抑制傾向が示され、nerandomilast 高用量群では死亡リスクが有意に低かったなどの結果を欧州リウマチ学会(EULAR 2025、6月11~14日)で報告した。(関連記事「Nerandomilast、IPF以外の肺線維症でも有効」)

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