心不全合併AF患者の死亡リスクに男女差

イタリア・全国レジストリ研究で心不全の病型別に検討

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 心房細動(AF)と心不全には高血圧、喫煙、糖尿病、肥満、心筋梗塞既往など共通の危険因子が多く、両疾患の合併例では転帰が不良である。しかし、心不全の病型別にAF患者の死亡リスクを検討した研究は少ない。イタリア・Sapienza University of RomeのDanilo Menichelli氏らは抗凝固療法施行中のAF患者を対象に、左室駆出率(LVEF)に基づく心不全の病型別に全死亡リスクなどを検討する全国レジストリ研究を実施。解析の結果、LVEFが低下した心不全(HFrEF)/軽度低下した心不全(HFmrEF)群では全死亡リスクに男女差があり、LVEFが保たれた心不全(HFpEF)群では合併症の影響が大きいなどの特徴が明らかになったJ Am Heart Assoc2025; 14: e042586)に報告した。(関連記事「打つ手なし? 増え続ける『心房細動例の心不全』」「日本人AF合併心不全にジゴキシンが有用」)

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