月1回皮下注のGLP-1作動/GIP拮抗薬で9割が減量達成

MariTideの第Ⅱ相試験

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 肥満症治療薬として開発中の長時間作用型ペプチド抗体複合体maridebart cafraglutide(以下、MariTide)は、GLP-1受容体作動作用とGIP受容体拮抗作用を併せ持ち、半減期が長いことから月1回の皮下投与での効果発現が期待される。米・Yale School of MedicineのAnia M. Jastreboff氏らは、日本人を含む糖尿病合併/非合併の肥満患者を対象に同薬の有効性および安全性を検証する第Ⅱ相二重盲検プラセボ対照用量設定ランダム化比較試験の結果を、米国糖尿病学会(ADA 2025、6月20~23日)で発表。糖尿病合併の有無にかかわらず、MariTideの週1回皮下注により有意な体重減少が示されたと報告した。なお、結果の詳細はN Engl J Med2025年6月23日オンライン版)に同時掲載された。

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