ラーメン食べ過ぎで死亡リスク高まる集団は?

山形コホート研究

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 ラーメンは日本で広く親しまれている料理の1つで、総務省の家計調査(2022年)によると1世帯(2人以上)当たりの中華そば(外食)への支出額は全国平均で年間約5,500円(2021年)、日本即席食品工業協会の調査では2024年度における即席麺の総需要は年間約60億食に達するなど、「国民食」となっている。他方、ラーメンの麺とスープには塩分が多量に含まれており、過剰に摂取すると脳卒中や胃がんなどのリスクを高める可能性がある。山形県立米沢栄養大学健康栄養学部健康栄養学科講師の鈴木美穂氏らは、山形コホート研究の食物摂取頻度調査票(FFQ)のデータを用いて、日本人一般集団におけるラーメン摂取頻度と死亡リスクの関連を検討。ラーメンの摂取頻度別に死亡リスクが上昇する集団を特定したと、J Nutr Health Aging2025; 29: 100643)に報告した。(関連記事「味噌汁1日2杯以上で口腔・咽頭・食道がんリスク増」)

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