カナダ・McGill UniversityのConnor Prosty氏らは、上部消化管出血を有する肝硬変患者に対する予防的抗菌薬投与の便益について、ランダム化比較試験(RCT)14件1,322例のシステマチックレビューとメタ解析で検討。その結果、全死亡リスクの低下に関して、長期投与(5~7日間)に対する短期投与(2~3日間または非投与)の非劣性が示されたとJAMA Intern Med(2025年8月11日オンライン版)に発表した。現行ガイドライン(GL)では5~7日間の予防的抗菌薬投与を推奨しているが、再評価を迫る結果となった。