大人のよだれ、慢性流涎に初の治療薬

積極的介入で、患者を社会的孤立から守る

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 乳児のよだれはかわいらしいで済むが、大人はそうはいかない。よだれが意図せずあふれ出る慢性流涎(りゅうぜん)は、QOLや自尊心の低下だけでなく、家族の負担増も課題となる。今年(2025年)6月24日、日本で初となる慢性流涎治療薬としてA型ボツリヌス毒素製剤インコボツリヌストキシンA(商品名ゼオマイン)が承認された。8月27日に帝人ファーマが開催したメディアセミナーで、順天堂大学大学院神経学講座特任教授の服部信孝氏が講演。「慢性流涎は、患者の健康とQOLに深刻な影響を及ぼしかねない。積極的な介入で、患者を社会的孤立から守ることが重要だ」と強調した。(関連記事「日本初、A型ボツリヌス毒素製剤に慢性流涎の適応追加」)

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