新規睡眠薬でも大腿骨近位部骨折リスク上昇

オレキシン受容体拮抗薬とメラトニン受容体作動薬

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 睡眠薬として世界中で頻用されているベンゾジアゼピン(BZD)系薬と非BZD系薬に関して、これまでのシステマチックレビューおよびメタ解析で、大腿骨近位部骨折リスクが高まることが知られている。他方、比較的新しいオレキシン受容体拮抗薬とメラトニン受容体作動薬の骨折リスクは不明確だった。秋田大学大学院精神科学講座の柴田菜那氏らは、国内の大規模保険請求データ(DeSCデータベース)を用いた後ろ向きコホート研究を実施。BZD系薬や非BZD系薬だけでなく、これら新規睡眠薬の処方も大腿骨近位部骨折リスクの上昇と関連していたとの結果PCN Rep2025; 4: e70193)に報告した。(関連記事「Z薬が認知症患者の骨折、脳卒中リスクに」)

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