イメグリミン追加でDPP-4不応例のHbA1c改善

65歳以上の日本人でベネフィット大

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 厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、国内の糖尿病患者および予備軍はいずれも約1,000万人と推計されている。糖尿病治療の基本は食事・運動療法と薬物療法だが、長期のアドヒアランスや血糖管理の維持が課題となっている。川崎医科大学名誉教授の加来浩平氏らは、食事・運動療法とDPP-4阻害薬単剤療法を併用しても管理不十分な日本人成人2型糖尿病患者を対象に、ミトコンドリア機能改善薬イメグリミン追加の有効性と安全性を検討する多施設共同二重盲検ランダム化比較試験FAMILIARの中間解析を実施。プラセボ群と比べ、イメグリミン群では24週時におけるHbA1cの有意な低下が認められ、特に65歳以上でベネフィットが大きかったDiabetes Obes Metab2025; 27: 3212-3222)に報告した。(関連記事「イメグリミンでインスリン導入延期の可能性」「イメグリミンの効果に消化器症状が関連か」)

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