日本では超高齢化の進展に伴い医療・介護人員が不足する中、ロボット介護機器への期待が高まっている。褥瘡診療においても、「感じる、考える、動く」という3要素を備えたロボット介護機器の活用が進んでいる。横浜市立大学大学院医学研究科成人看護学分野准教授/国立健康危機管理研究機構(JIHS)システム基盤整備局医療情報管理部主任研究員(JST Boost)の高橋聡明氏は、褥瘡の予防やケアにおけるロボット介護機器の有用性、新たな取り組み、今後の展望などについて第27回日本褥瘡学会(8月29~30日)で解説した。