診療所の4割赤字、医師会長「地域医療継続できなくなる恐れ」...診療報酬引き上げや経営支援を要望〔読売新聞〕 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 日本医師会は17日、医療法人が運営する診療所の約4割が2024年度、経常利益が赤字だったとする調査結果を発表した。物価高騰や人件費の増加、新型コロナウイルス関連の補助金廃止などが経営に影響したという。 調査結果では、経常利益が赤字だった診療所は23年度の24・6%から、24年度は39・2%に増加した。経常利益率は8・2%から4・2%とほぼ半減した。大都市から町村部にいたるすべての地域で経常利益率は低下していた。 松本吉郎会長は同日の記者会見で「診療所を取り巻く経営環境は極めて厳しい。このままでは診療所が事業を断念し、地域の医療提供を継続できなくなる恐れがある」と述べ、診療報酬の引き上げや補助金による経営支援を国に求めた。 調査は25年6~7月に実施、23年度と24年度の2年分の経営実態などを尋ねた。会員の院長約7万2000人を対象とし、このうち医療法人を運営する約6800人分の有効回答について分析した。 (2025年9月18日 読売新聞) 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×