ドナネマブのMRI異常所見、漸増投与で低減

8月に用法・用量を変更

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 アルツハイマー病(AD)に対する抗アミロイドβ(Aβ)抗体薬に共通するMRIの異常所見として、アミロイド関連画像異常(ARIA)が指摘されている。しかし、漸増する投与方法によりARIAの発現割合が有意に低下したドナネマブ海外第Ⅲb相多施設共同無作為化二重盲検試験の結果を受けて今年(2025年)8月、日本では同薬の新しい用法・用量への一部変更が承認された。国立循環器病研究センター副院長・脳神経内科部長の猪原匡史氏は「どうやってARIA発現を低減させるかが課題だった」とし、9月18日に東京都で開かれたメディアセミナー(主催イーライリリー)で同試験結果を解説。東京都健康長寿医療センター副院長の岩田淳氏は「ADは早期治療が重要であり、一般内科医は躊躇せずに患者を専門医に紹介してほしい」と述べた。

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする