ピッチャーに特異的な難病?黄色靭帯骨化症とは

福島県立医科大学の取り組み

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 黄色靭帯骨化症(OLF)とは、黄色靭帯が異常に肥厚、骨化し、脊柱管を後外側から狭窄することで脊髄や神経根を圧迫する病態であり難病に指定されている。下位胸椎に好発し大半は中高年で発症。アスリートでは野球選手に多く見られ、症例の全てが投手という特異性の高い疾患だが詳細は明らかでない。福島県立医科大学整形外科学講座講師/同大学スポーツ医学講座特任教授の加藤欽志氏は日本スポーツ整形外科学会2025(9月12~13日)で、OLFに対する手術例(自験例11例を含む)などを報告。「OLFは高レベルの野球選手において鑑別診断として常に念頭に置くべき疾患だ」と述べ、特徴や自施設での取り組みについて発表した。(関連記事「上腕骨小頭離断性骨軟骨炎の新規治療を開発」)

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