日本では、避妊法といえばコンドームが主流であり、現在も避妊の主体は男性に偏っている。そうした中、今年(2025年)6月30日に日本初となるプロゲスチン単剤の経口避妊薬(POP、いわゆるミニピル)ドロスピレノン(商品名スリンダ)が発売された。これを受け、あすか製薬ホールディングスは9月24日にメディアセミナーを開催。福島県立医科大学ふくしま子ども・女性医療支援センター特任教授の小川真里子氏は講演で、「意図しない妊娠を減らす鍵は、女性主体の避妊。ドロスピレノンの登場で避妊の選択肢が増え、今まで経口避妊薬を処方できなかった女性にも処方が可能となる」と述べた。(関連記事「性教育で女子中学生の自尊感情が上昇」)