イタリア・University of BolognaのEnrico Cocchi氏らは、長時間作用型モノクローナル抗体ニルセビマブによるRSウイルス(RSV)関連下気道感染症の予防効果が、投与対象児の在胎週数によって異なるかどうかを検討する多施設後ろ向きコホート研究を実施。その結果、ニルセビマブはRSV関連入院および重症化を有意に抑制するものの、在胎37週未満の早産児では効果が減弱する可能性が示されたとBMJ Paediatr Open(2025; 9: e003665)に発表した。(関連記事「RSV予防製剤の導入で乳児入院が最大71%減」)