根治切除後の高リスク筋層浸潤性尿路上皮がん(MIUC)患者を対象に、術後補助療法としてのニボルマブの有効性と安全性を検討した第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験CheckMate-274の続報が発表された。米・Icahn School of Medicine at Mount SinaiのMatthew D. Galsky氏らは「5年の追跡期間でも、無病生存(DFS)におけるプラセボ群に対するニボルマブ群の優位は維持されていた。OSおよび疾病特異的生存期間(DSS)も良好な傾向を示した」と欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2025、10月17~21日)で報告した。(関連記事:「〔ASCO-GU 2025速報〕筋層浸潤性膀胱がんの術後療法としてのニボルマブ、長期成績も良好」)