血圧コントロールに明確な都道府県格差

協会けんぽ健診データで新規降圧薬開始例を解析

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 全国健康保険協会(協会けんぽ)の健康診断データを用いた後ろ向きコホート研究から、高血圧患者の血圧コントロール状況には地域差が存在する現状が浮き彫りとなった。東北医科薬科大学大学院医学研究科疫学分野/同大学病院臨床研究推進センターの岩部悠太郎氏らは、2015~22年度に新たに降圧薬を開始した75歳未満の131万人超を対象に、130/80mmHg未満の血圧コントロール達成率を検討。その結果、全国での達成率は4分の1強にとどまり、都道府県別では26.18~18.83%の明確な地域差が存在したと第47回日本高血圧学会(10月17~19日)で報告した。この演題は、若手研究者奨励(YIP)賞を受賞した。(関連記事「高血圧GL2025が刊行!要点を解説」「『高血圧管理・治療GL 2025』、高齢者の降圧目標は?」)

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