1日当たりの歩数と、全死亡および心血管疾患(CVD)リスクは逆相関することが知られている。しかし、効果を得るには有益とされる歩数を毎日達成しなければならないのか、週末の1~2日のみでもよいのかについて、詳しく検討した研究はなかった。米・Brigham and Women's Hospitalの濱谷陸太氏らは、高齢女性を対象とした米国の大規模前向きコホート研究データを解析し、1週間のうち特定の歩数を達成した日数と全死亡およびCVDとの関連を検討。週に1~2日のみ4,000歩以上歩くだけでも、有意なリスク低下が得られるとの結果をBr J Sports Med(2025年10月21日オンライン版)に報告した。(関連記事「1日9,000歩で健康寿命が延伸」)