慢性リンパ性白血病(CLL)は、国内の年間発症者数が2,000〜3,000例と頻度が低いリンパ球の腫瘍である。高齢者に好発し予後は良好で進行が緩徐なため、多くは経過観察となる。日本新薬が10月31日に東京都で開催したメディアセミナーで、新潟薬科大学医療技術学部⾧の青木定夫氏がCLL治療におけるアンメットニーズと、非共有結合型ブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害薬ピルトブルチニブ(商品名ジャイパーカ)による新たなアプローチについて解説した。(関連記事「難治マントル細胞リンパ腫の選択肢が拡大」)