近年、重症筋無力症(MG)は治療の進展により、予後が改善している。しかし、依然としてさまざまな疾病負担があり、社会活動や就労などへの影響は少なくない。そうした中、今年(2025年)11月に抗胎児性Fc受容体(FcRn)阻害薬ニポカリマブ(商品名アイマービー)が発売された。ヤンセンファーマは11月12日、東京都でメディアセミナーを開催。登壇した総合花巻病院(岩手県)脳神経内科部長の長根百合子氏は、「ニポカリマブは固定投与のため、症状悪化の波を抑えて安定した状態を維持する効果が期待できる」と述べた。(関連記事「重症筋無力症治療の新星nipocalimab、強みは」「重症筋無力症に対して眼科医がすべきこと」)