マンジャロ、HbA1c高値例ほど低下幅大

治療満足度も高い結果に

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 GIP/GLP-1受容体作動薬チルゼパチド(糖尿病治療薬としての商品名マンジャロ)は、複数の第Ⅲ相ランダム化比較試験(RCT)において優れた血糖降下作用と体重減少効果が示されている。しかし2022年以降、美容痩身などの適応外使用による需要増加の影響で供給不足に陥り(現在は解消)、実臨床データに基づくエビデンスが十分でない。順天堂大学静岡病院糖尿病・内分泌内科の岩本達也氏は、静岡県東部の8施設による多施設共同後ろ向き研究ESTATEを実施。「HbA1cの低下幅は、ベースライン値が高い例ほど大きく、治療満足度も高かった」と第40回日本糖尿病合併症学会(11月14~15日)で報告した。(関連記事「チルゼパチド、MASLD治療でも期待」)

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