昨年(2016年)4月、発達障害者の特性の個人差が視覚的に把握でき、診断とともに重症度の判定も可能なツール、「発達障害の特性別評価法〔Multi-dimensional Scale for PDD and ADHD:MSPA(エムスパ)〕」が保険収載された。MSPA開発の中心メンバーで京都大学大学院人間・環境学研究科認知行動科学講座准教授の船曳康子氏が、開発経緯と活用などについて、第59回日本小児神経学会(6月15~17日)で報告した。