ペムブロ+レンバチニブ、既治療子宮内膜がんでOS、PFS延長

第Ⅲ相KEYNOTE-775/309の初報告

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 MSDは3月25日、既治療の転移性または再発性子宮内膜がん患者を対象に抗PD-1抗体ペムブロリズマブ+マルチキナーゼ阻害薬レンバチニブ併用の有効性と安全性を検討した第Ⅲ相試験KEYNOTE-775/309の成績が初めて報告され、共主要評価項目である盲検下独立中央判定による無増悪生存期間(PFS)および全生存期間(OS)、副次評価項目である盲検下独立中央判定による客観的奏効率(ORR)を達成したと発表した(関連記事「進行子宮内膜がんでペムブロリズマブ+レンバチニブが著効)。

 対象はペムブロリズマブ+レンバチニブ併用群411例と担当医選択化学療法群416例で、観察期間中央値は11.4カ月。PFS中央値は化学療法群の3.8カ月(95%CI 3.6〜4.2カ月)に対し、ペムブロリズマブ+レンバチニブ併用群は7.2カ月(同5.7〜7.6カ月)と有意に延長し〔ハザード比(HR)0.56、95%CI、0.47〜0.66、P<0.0001〕、OSはそれぞれ11.4カ月(95%CI 10.5〜12.9カ月)、18.3カ月(同15.2〜20.5カ月)とペムブロリズマブ+レンバチニブ併用群で有意に延長した(HR 0.62、95%CI 0.51〜0.75、P<0.0001)。ORRはそれぞれ14.7%(95%CI 11.4〜18.4%)、31.9%(同27.4〜36.6)とペムブロリズマブ+レンバチニブ併用群で有意に高かった(17.2%ポイント、P<0.0001)。同結果の詳細は米国婦人科腫瘍学会(SGO 2021)のプレナリーセッションで発表された。

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