米・二重特異性抗体amivantamabがEGFRエクソン20挿入変異陽性NSCLCで迅速承認

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 米食品医薬品局(FDA)は5月21日、二重特異性抗体amivantamab-vmjwについて、プラチナ製剤ベースの化学療法既治療の進行上皮成長因子受容体(EGFR)遺伝子エクソン20挿入変異陽性非小細胞肺がん(NSCLC)に対する初の治療薬としてを迅速承認したと発表した。

 amivantamab-vmjwはEGFRおよび間葉上皮転換因子(MET)を標的とした二重特異性抗体。今年(2021年)1月にウェブ開催された世界肺癌学会(WCLC 2020)で発表された第Ⅰ相試験CHRYSALISの最新解析では、プラチナ製剤ベースの化学療法既治療の進行EGFRエクソン20挿入変異陽性NSCLC症例81例において、客観的奏効率は40%、奏効期間中央値は11.1カ月だったことが示されている(関連記事「EGFR-TKI抵抗性NSCLCに対するamivantamab」)。今回の承認ではコンパニオン診断としてGuardant360 CDxも承認されている。

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