北里研究所とMeiji Seikaファルマは6月9日、抗寄生虫薬イベルメクチンの誘導体による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などに対する画期的治療薬の創出などを目指し、共同研究開発を開始すると発表した。研究期間は2021年5月から8年間を予定している。 イベルメクチンはノーベル賞受賞の大村智博士の発見から開発された治療薬。今回の共同研究開発では、イベルメクチンとは別のイベルメクチン誘導体を用いた創薬を目的とし、COVID-19をはじめとするさまざまなウイルス感染症に対する画期的な治療薬を提供したいとしている。