分子標的薬の皮膚障害にビタミンC誘導体を

スニチニブ投与例への有効性を示唆

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 がん薬物療法の成績は、がん細胞の特定標的分子に作用する分子標的薬の登場により飛躍的な進歩を遂げた。しかし、当初は副作用が少ないと考えられていた分子標的薬でも皮膚障害などが認められ、患者のQOL低下の要因となっている。神戸大学病院薬剤部副薬剤部長・講師の山本和宏氏らの研究グループは、分子標的薬に起因する皮膚障害(手足皮膚反応)の予防に、ビタミンC誘導体(ビスグリセリルアスコルビン酸)を配合した薬剤が有効である可能性を見いだしたとOncologist2022; 27: e384-e392)に発表した。

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