SGLT2阻害薬エンパグリフロジン、CHMPがCKDの適応追加推奨

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 独ベーリンガーインゲルハイムと米イーライリリーは6月23日、SGLT2阻害薬エンパグリフロジンについて、欧州医薬品庁(EMA)のヒト用医薬品委員会(CHMP)が成人の慢性腎臓病(CKD)療薬としての承認を推奨する見解を採択したと発表した。

 採択の根拠となったのは、成人のCKD患者6,609例を対象にエンパグリフロジンによる心腎保護効果を検討した第Ⅲ相試験EMPA-KIDNEYの結果。プラセボ群に比べエンパグリフロジン群ではCKD患者における腎疾患の進行または心血管死の相対リスクを28%低減させる効果が示された。

 日本では、エンパグリフロジンは2型糖尿病、慢性心不全の適応症を有しており、今年(2023年)1月31日にCKDに係る適応追加の一変申請が行われた。

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