幼児の浮き輪誤使用で溺水!

溺水反応に注意

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 消費者庁消費者安全課の調査によると、溺水は2016~20年における小児の不慮の事故による死因の上位を占め、1、3歳では2位に入っている。特に幼児は溺れている状況を理解できないため、声を上げたり水面をたたいたりせず静かに沈む溺水反応を示す場合が多く、周囲の大人が気付かないことが問題となる。日本小児科学会は7月31日、腕・胸部一体型浮き輪の誤使用により溺水、心停止に至ったものの蘇生に成功した3歳3カ月男児の事例についてInjury Alert(傷害速報)を発表。経過を報告するとともに、事業者に対し誤使用が起こりうることを認識し、正しい装着法を消費者に周知するなどの再発防止策を講じるよう求めている。(関連記事「乳児向け『首輪型の浮輪』で入浴中の事故,使用中は目を離さないで」)

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