経皮的冠動脈インターベンション(PCI)施行後のステント血栓症予防においては、アスピリン+P2Y12受容体拮抗薬による抗血小板薬2剤併用療法(DAPT)が標準治療となっている。しかし、DAPTの至適期間をめぐっては議論がある。スウェーデン・Umeå UniversityのGani Bajraktari氏らは、薬剤溶出ステント(DES)を用いたPCI後のDAPTの至適期間を検討するシステマチックレビューとメタ解析を実施。DAPT期間が1カ月超群と比べ、1カ月群ではステント血栓症のリスク増大なしに大出血リスクを有意に低下させたとの結果をAm J Cardiol(2024; 227: 91-97)に報告した。(関連記事「抗血小板療法、早期単剤は1年併用に非劣性」)