MR拮抗薬、幅広い心不全で入院・死亡リスク減

RCT 4件のメタ解析

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)は、左室駆出率(LVEF)が低下した心不全(HFrEF)において入院や死亡のリスク低減が示されているが、LVEFが軽度低下した心不全(HFmrEF)やLVEFが維持された心不全(HFpEF)に対する有用性は明らかでない。英・University of GlasgowのPardeep S. Jhund氏らは、MRA 3剤(スピロノラクトン、エプレレノン、フィネレノン)のランダム化比較試験(RCT)4件のメタ解析を実施。MRAは幅広いLVEFレベルの心不全患者において初回の心不全入院または心血管死のリスクを顕著に低下させ、HFmrEF/HFpEF例には非ステロイド型MRAのフィネレノンが有用であることが示された、との結果をLancet2024; 404: 1119-1131)に報告した。(関連記事「フィネレノンの心腎保護効果、SGLT2iに匹敵」)

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