水泳は幼児~小児期の一般的な習い事の1つだが、幼児期の水泳経験がその後の運動能力の発達に及ぼす影響についての客観的データは不足している。名古屋市立大学大学院環境労働衛生学分野/中京大学スポーツ科学部スポーツ健康科学科の加納裕久氏らは、子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)に参加した母児7万9,687組のデータを用い、水泳の開始時期および継続期間が運動能力発達に及ぼす影響を検証。1歳ごろからの水泳経験が運動能力の発達に関連することが示唆されたと、BMC Sports Sci Med Rehabil(2024; 16: 192)に発表した。(関連記事「母児の身体活動レベルが相関」)