糖尿病リスク評価に新指標

リスクは閾値を中心に非線形に変化

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 肥満は糖尿病の確立された危険因子だが、肥満の評価指標として一般的に使用されているBMIは脂肪量と除脂肪体重を区別せず、脂肪分布も考慮しない。このようなBMIの限界に応えるため、WoolcottとBergmanが新しい評価指標として2018年に提唱したのがrelative fat mass(RFM)だSci Rep 2018; 8: 10980)。RFMは男女別に次の式で求められるが〔成人男性のRFM=64 - 20 × (身長/腹囲)、成人女性のRFM=76 - 20 ×(身長/腹囲)〕、RFMと糖尿病リスクとの関連について詳しく検討した研究は少ない。今回、中国・Southern University of Science and Technology Yantian HospitalのBinhui Xiao氏らは、日本人成人のコホートデータを用いて、RFMと糖尿リスクとの関係を明らかにする後ろ向き研究を実施。RFMで評価した糖尿病発症リスクは、男女いずれの場合も閾値が認められ、非線形の関係が示された」とSci Rep(2024; 14: 23496)に報告した。

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