今年度(2024年度)診療報酬改定は全体で+0.88%(ベースアップ評価料の+0.61%を含む)と、前回改定(+0.43%)に続き厳しいものとなった。外科系学会社会保険委員会連合(外保連)は11月11日に東京都で記者懇談会を開き、外保連実務委員長でがん研有明病院(東京都)副院長の渡邊雅之氏が、今年度診療報酬改定の検証結果を報告。要望した項目の採択率は新設・改正とも前回を下回った。施行率が高まっているロボット支援下手術については要望の4割の採択率で、増点は1件も認められなかった。(関連記事「診療報酬、ロボット手術で前進も『厳しい改定』」)